めっき研究開発 帝国イオン株式会社

低摩擦・耐摩耗性皮膜

イオンダイヤめっき

ドライ環境でも低摩擦の耐摩耗性皮膜を開発

DLCと複合めっきの特長を融合させた低摩擦・耐摩耗の機能めっきを開発しました。

給油環境下ではもちろんのこと、無潤滑環境下でも摩擦係数0.05以下を達成し、
また相手材も摩耗しないという特長があります。

この技術はサポイン事業の成果であり、つくばの産業技術総合研究所と大阪産業技術研究所にご支援いただき完成させました。
皮膜が固体潤滑剤を生成し自己供給するなど、従来になかった新しい機能めっきをご紹介します。

新発売イオンダイヤめっき

サポイン成果技術特許取得

無潤滑下で摩擦係数0.05を実現

イオンダイヤめっきとは、最も固い物質ダイヤモンドHv7000~15000の粒子を
めっき技術で整列させ構造制御することで、低摩擦・高耐摩耗を実現した
新しい皮膜です。是非、お試しください。

開発中イオンダイヤめっき摺動キー材

サンプル試作承ります

 表面にイオンダイヤめっきを施したキー材を開発しております。軸・軸受や案内面の摺動部分に装着することで、摺動面の耐摩耗性が向上し長寿命化が期待できます。給油環境だけでなく、無給油で高荷重がかかる環境でも使用可能です。
 幅5mm、長さ5~40mm、厚さ5~10mmの範囲で作製し装着しますので、軸・軸受や、リニアシャフトの案内面など様々な摺動部に適用いただけます。
 また、粒子の配列パターンや粒子の分布密度を制御することが可能ですので、使用環境に合った最適な摺動部材としてご提供させていただきます。
    サンプルの試作を承っておりますので、ぜひ一度お試しください。

摺動キー材図面(例 5mm×35mm×5mm)

2021年5月~ 量産開始予定

※開発中のため、性能や提供時期は変更になる場合があります。

特徴

  • 給油、無給油でも使用可
  • 耐摩耗性に優れる
  • 硬質クロムめっきを相手材にすると、CVD・PVDコーティング、DLCより摩擦係数が低い

性能

最低使用温度-40℃
最高使用温度300℃
常用面圧8.3MPa
最高面圧54MPa
常用すべり速度6m/min
最高すべり速度120m/min
摩擦係数0.01~0.08

ダイヤめっきの摩擦摩耗試験評価結果

ブロックオンリング方式での評価

摩擦摩耗評価試験機

オイル環境下における 低荷重(30N) 摺動性比較データ

試験条件

試験装置UMT-TriboLab (ブルカー社製)
方 式ブロックオンリング試験(オイル環境)
試料寸法リング(φ35 x 幅7.5)
ブロック(16 x 6.25 x 10)
荷 重30N(面圧:4.5 MPa)
摺動速度5 ~ 110 m/min
(5min保持後、摺動速度を15 m/min加速)
試料 鋳鉄ブロック 鋳鉄リング
A 処理なし 処理なし
B 無電解PTFE 処理 硬質クロム
C DLC 処理 硬質クロム
D ダイヤめっき 硬質クロム

ピンオンディスク方式での評価

ドライ環境下における 高荷重(120N) 摺動性比較データ

試験条件

試験装置UMT-TriboLab (ブルカー社製)
方 式ピンオンディスク試験(ドライ環境)
試料寸法ピン(φ6.5x10 摺動面 1×6.35mm)
ディスク(φ69.95×10 摺動部半径20mm)
荷 重120N(面圧:18MPa)
摺動速度17 m/min
試料 鋳鉄ピン DLC処理
A 硬質クロム 処理なし
B 硬質クロム ダイヤめっき